教科別勉強方法 4 英文読解
高校入試の英語レベルでは、単語と熟語の暗記と簡単な英文法を身につけたあとに、過去の長文問題を繰り返しスピードを意識して読んで意味をとる練習をすれば、英文読解力がつき8割の点数は取れると思う。
英文読解の練習の手順としては、次の通りだ。
英文を見て訳せるかどうかを試さなくていい。試すのは模試のときだけで十分だ。
英文の構造理解が身についていない状態で意味をとろうとしても、単語から適当な訳をひねり出す悪い癖がつくだけで全く意味が無い。
そんな時間は無駄なので、やらなくていい。和訳を読んで意味がわかった上で、英文を頭から読んでイメージを浮かばせがら読めるようになることをめざすのだ。
英語長文を読む
英文は左から右に読むのが自然で、英語ネイティブは語順の通りに楽に意味を理解している。
日本語に頼らずに英文を読めるようになると、後ろから訳しあげるような読み方に頼らずに、語順の通りに意味がわかるので、長文問題を解く時間が大幅に短縮できるようになる。
ぜひ、前に戻らずに読み進めることができるよう練習してほしい。
そのためには毎日繰り返し同じ意味を理解している英文を読み込むことが大事で、 読み込むことによって英文を英語のイメージのまま頭に入れることができるようになっていくる。
実際にどのように理解できるようになるかというと
She worked this store when she was in high school.
という英文があったとすると
She →女の人のイメージ
worked → 過去型なのでセピア色とかで働いているとこのイメージを足す
this store → お店のイメージをかぶせる
when → 時間の説明が始まる合図
she → 最初の女のひとのイメージ再登場させる
was → 女の人の存在を確定させるイメージ
in high school → 高校のイメージを足す
と日本語を介さずにイメージだけを動かし、女性が高校時代にその店で働いていたことを理解するのだ。
英文の黙読
英文を黙読するときに頭のなかで声を出して読まない練習をしよう。
他の教科でもそうだが、黙読するときは頭の中で声を出して読んでいる人が多い。頭の中で音読していると、音読するスピードが読む早さの限界になっていまうが、実は頭の中の音読をやめても意味は理解できる。そうするともっと早く黙読できるようになる。これを徹底的に鍛えたのが速読であるが、速読はできるようになった方が効率良く勉強できるようになる。本格的な速読は無理でも、頭の中で音読するのを止めることはすぐにできるのでやってみよう。
過去問の入手
ネットから過去問を入手すると長文の訳が載っていないことが多い。英語は長文の訳が載っている過去問を入手しよう。
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