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【高校入試】ダイスキン勉強法6:時間の使い方 4 どう勉強するか

時間の使い方 4 どう勉強するか

勉強可能時間をどの科目にどの程度投入するかということも考えなければならない。得意科目からやるのがいいのか、不得意科目からやるのがいいのか意見が分かれるところだ。

正解は

「得意科目からやって勉強習慣をつけること」

だ。やるぞ!って決めてもその気持ちを継続することは難しい。勉強することをハミガキのように、

やって当たり前

 というか、

やらないと落ち着かない

というところまでにならなければならない。それには嫌いなことを続けることは難しいので得意科目なら継続できるはずという気持ちを利用するということだ。

大体14日程度続ければ習慣となって身についてくるので、それまでは得意科目で続けることを目標にしよう。

習慣となったあとは、不得意科目もなんとかしなければならないのは当然だ。

自分でも経験があるが、不得意科目ばかり勉強するのはものすごく「苦痛」だと思う。学校や塾の先生は「不得意科目を克服しろ」と簡単に言ってくれるが、「苦痛」については「皆も同じだ。頑張れ!」というだけで、克服する方法は具体的には教えてくれない。

困ったものだ。

しかたがないので簡単に克服方法を教えよう。

まず、「不得意科目」なんて言葉でごまかさないことだ。ようするに「不得意科目」とは、
 1 テストで点数が取れない
 2 点数がとれないから嫌いになる

 3 嫌いになるから勉強しない


4 勉強しないから 1に戻る

のループを繰り返しているだけだ。

勉強時間が足らずに点数がとれてないだけで、点数が取れるようになれば得意科目になる

運動会で100m走が早い生徒は運動会が大好きだ。逆に100m走が遅い生徒は大嫌いだ。

これと同じこと。

100m走も実は正しい走り方を覚えて必要な筋トレをすれば、普段鍛えていない生徒相手であれば、運動会で1位になる程度は可能なのだ。

でも、運動会ごときのために大変な努力して弱点を克服してもメリットが少ないからやらないけどね。

高校入試は今後の人生を考えれば、弱点を克服するメリットは特大だ

そして、正しい勉強法で能力をアップすれば必ず点数が取れる

点数が取れれば苦手意識がなくなるし、勉強効率もあがる。なので、苦手意識が無くなるまでは、「苦痛」に感じたら苦痛を感じない科目に一度逃げて、苦手意識を悪化させないことだ。苦痛を回復させてから不得意科目に戻るを繰り返すことにより不得意科目に勉強時間が投入され、時間数に応じて点数も上がっていくはずだ。

それと不得意科目は判らなくなったところのかなり前から勉強をやりなおすことがコツだ。

数学が苦手な人は案外九九がうろ覚えでなことが弱点だったりする。思い切って九九からやり直した方がその後の勉強効率が上がることもある。

勉強効率で考えると、各科目60点満点中、模試などで48点前後まで取れていない科目にできるだけ勉強時間を投入する作戦が効果的だ。

テストの点数アップは60点満点のうち、30点から40点にすることと、40点から50点にすることを比べると、前者の方が簡単だ。

点数が高くなればなるほど、アップに要する勉強時間は増加することになる。

感覚的には、テストで8割をとるまでにかけた総勉強時間数と、8割から9割アップさせるために必要とする勉強時間は同じぐらいだと思っている。

それぐらい、8割以上にするのは大変なのだ。

まとめると、

○まず学習習慣を身につけること
○習慣となった後は、得点の低い不得意科目に勉強時間を投入すること

これが、少ない勉強時間で総得点をアップするための正しい戦略だ。

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