勉強方法 5 記憶のしくみ
効率よく記憶する
脳の記憶する場所には短期記憶の場所と長期記憶の場所があって、普通に暗記したことはまず短期記憶の場所に入る。
それが何度も必要となって思い出されると、脳が「大切なこと」と判断して長期記憶する場所に移動にしてくれる。
長期記憶に入れば何度も思い出すことをしなくても忘れにくくなるといった仕組みになっている。
何度も覚えて忘れてを繰り返すことで、長期記憶の場所に知識入れてやることが暗記したという状態にすることだ。
そのための繰り返しサイクルとして効果的だと知られているのが、
1.学習した直後
2.学習した1日後
3.学習した1週間後
4.学習した1か月後
5.学習した3~6か月後
で、取り入れている塾もあると思う。
これは記憶の忘却を表す「エビングハウスの忘却曲線」
上のグラフで右肩下がりが何もしなければ思い出せなくなる記憶を表しており、定期的に覚えることで、どんどん忘却までの日数が延びていくことを表している。
何度も繰り返すことで忘れなくなるという理屈が判るだろう。
でも、大量記憶を必要とする受験勉強では1日後の次に1週間後では
忘却スピードに暗記スピードがついていけない
ことになる。
繰り返しサイクルのルールにこだわりすぎて、せっかく覚えたことを忘れてしまっては意味がない。
暗記したといえるのはどのような状態かというと
覚えたことが0.1秒以内でスラスラでてくる状態
と定義しなければならない。
これができるようになるまでは「暗記した」といえないのでひたすら繰り返す。
この状態を作り出すため、短期記憶を長期記憶に移行させるための手段として考えたのがダイスキン勉強法だ。
そんなことできるわけないと思うかもしれない。
でもみんな一度は九九を覚えることで経験しているはずだ。九九はひたすら繰り返して長期記憶になっているよね。
また、お坊さんはあの何言ってるかわからない(失礼!)お経を暗記しているよね。しつこく繰り返せば必ず暗記できる。暗記は
頭の良し悪しではなく、必要なのは繰り返す回数だ!
繰り返す回数を稼ぐにはすき間時間活用が必須。そのためのツールとして利用するのがダイスキンだ。
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