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【技能実習】Q91:技能実習計画作成指導者の役割を教えてください?

監理団体

回答

技能実習計画作成指導者の役割は、計画策定段階での専門知識に基づいた指導と訪問指導時の指導があります。

策定段階の指導。

実習実施者が技能実習計画を策定する際に、技能実習生に修得等をさせようとする技能等について専門知識を持つ技能実習計画作成指導者が指導することになっています。

また、技能実習計画作成指導者は、実習実施者が技能実習生に従事させようとする作業が、技能実習を行わせる事業所において通常行われている内容であることを確認するとともに、当該作業が移行対象職種・作業に係るものである場合には、実習実施者に審査基準を丁寧に説明するなどして、定められている業務の内容が必須業務等として実施可能であるかを、必ず確認しなければならないことになっています。

訪問指導時の指導

訪問指導は、技能実習の初期段階である第1号技能実習を行わせるに当たって、監理団体が作成の指導を行った技能実習計画に基づいて技能実習を適正に行わせているかを確認するものであるため、実習実施者に対して適切な指導を行うことができるように技能実習計画作成指導者が実施するのが望ましいと考えられています。

また、実習監理を行う実習実施者の数や所在地などの関係から、技能実習計画の作成指導者のみで全ての訪問指導に対応することが困難な場合には、他の役職員がその技能実習計画作成指導者から事前に必要な説明を受けるなどした上で、訪問指導を実施することが望ましいと考えられています。

まとめ

技能実習法は技能実習計画作成指導者の専門知識に基づいて適切な技能実習が可能となる計画が策定されることに期待しています。また、指導した内容が実際に実施されることも期待していることに留意しなければなりません。

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