勉強方法 6 模試の活用法
模試を活用しよう
模試はたくさん受けておく。
試験独特の雰囲気になれるために、なるべく塾以外の大きい会場のヤツを受けることが重要だ。
知らない人が多いと、なぜかみんな自分より「デキる」ように見えてしまう。
それであせって実力を発揮できないなんてこともよくある。
本番で適度な緊張は必要だが緊張しすぎは良くない、とにかく試験の独特な雰囲気に回数をこなすことで慣れるために受ける。
それと、ダイスキン勉強法は効率よく覚えてアウトプットできるようになるための勉強法なので、模擬試験は日頃のインプットの成果を試すアウトプットの場として最高の環境だ。
そしてその試験も地域でなるべくシェアの高い試験か、志望校への合格者数の多い塾の試験、 つまり、
「ライバルが多く受験する模試」
を選ぶことが大事だ。
模試のデータの読み方
「ライバルが多く受験する模試を選べ」という理由は、 受験者が実戦に近くなるので模試の分析データの信頼性がより高くなり、 より自分自身に必要な学力の具体的な目標の設定が可能になるからだ。
直前期を除いては偏差値や合格判定はどうでもいい、他の受験者の正答率が高い問題を落としていたら、その問題の分野は最優先でフォローしなければならない。これを知ることが模試を受ける目的の一つだ。
高校入試で合格するには「誤答しないこと」
これが本当に重要なのだ。
ボーダーライン上では1点の違いが何十人の受験生違いになり、そこが合否の違いになる。
正答率の高い問題を落とすことは命取りになることを常に意識しつづけることだ。
そもそも偏差値や合格判定というのは、「この模試の対象とする受験者の中で、 あなたの実力はこう判断されます」という予想だ。
良かったら素直に喜べばいいし、悪かったら気にせずに次に頑張ればいい。
その模試の順位などその程度のものだ。
大事なのは大多数のライバルがどのような問題を正答しているのかを知ることなのだ。
他の人が答えられなかった問題を正答したよりも、他の多くの人が正答した問題を落としたという事実が重要だ。
模試を受け続けていてここの改善がうまくいかない場合は現在の勉強をそのまま続けていてはダメで、勉強法も修正が必要となってくる。
模試を勉強法の軌道修正に生かす
まず、模試を受けたその日のうちに、間違った問題をダイスキンに写すか切り取って貼り付ける。
模試の結果が返ってきてからではなく、模試を受けたら答えられなかった時の
悔しさを忘れないうちにすぐ書き写せ!
科目ごとの整理なんていらないぞ! 問題をそのまま写すのではなく、覚えやすく簡潔に記入することだ!
間違った問題は二度と間違わない。次に出会ったときは
ラッキー問題
とすることだ。
これを続けていてもうまく正答率が上がらない場合は、ダイスキンへの記入の仕方を変えたり、読む回数や時間数を変えたりといった勉強法の軌道修正を行って実力を上げる工夫につなげることが必要となる。
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