回答
メリットとしては
1 技能実習を効果的に行うために、作業の分業化やマニュアル化などが必要なことから職場環境の改善や生産性の向上が図られる。
2 海外の意欲にあふれた人材を受け入れることにより、職場の活性化が図られる。
3 将来海外に拠点を作る場合の足がかりとなる人脈が得られる。
4 コンプライアンスの推進が図られる。
5 定期的に労働力を得られる。
6 国際貢献ができる。
などが考えられます。
デメリットとしては
1 一定期間で帰国してしまう。
2 言葉が不慣れな技能実習生に仕事、生活を教えなければならない。
3 帳簿等書類作成業務が増える。
4 仕事中にケガをする確率が日本人より高い
5 日本人を雇用するよりコストがかかる。
6 技能実習計画に定めていない仕事をさせることができない。
7 失踪する場合がある。
などが考えられます。
メリットとしては
1 人手不足を解消できる。
2 面倒な入国までの手続きは監理団体が代行してくれる。
3 制度として退職されることがない。
4 日本人が嫌がる仕事もしてくれる。
5 比較的安い賃金でも雇用できる。
6 技能実習評価試験は簡単なので難しいことを教えなくても大丈夫。
というようなところを求めて制度を利用しています。
デメリットとしては
○入国管理局や労働基準監督署の監査の確率が高まる。
○監理団体の指導、監査に対応しなければならない。
○技能実習生のトラブルが発生した場合、ニュースに企業名がでる場合がある。
○入管法、労基法など関係法令を勉強しなければならない。
○技能実習法違反で処分を受ける可能性がある。
○失踪された場合の対応が大変。
といったところでしょうか。 ようするにトラブルさえ起きなければごまかせる程度のデメリットだと考えるからブラック企業の制度利用がなくならないのでしょう。
【技能実習制度運用要領】 第1章 技能実習制度の趣旨 技能実習制度は、我が国で開発され培われた技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、その開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的とする制度であり、これまでは「出入国管理及び難民認定法」(昭和26年政令第319号。以下「入管法」という。)とその省令を根拠法令として実施されてきたものですが、平成28年の技能実習制度の見直しに伴い、新たに技能実習法とその関連法令が制定され、入管法令で規定されていた多くの部分が、この技能実習法令で規定されることになりました。ただし、制度の趣旨は以前と変わりがなく、その趣旨をより徹底するために、基本理念として「技能実習は、労働力の需給の調整の手段として行われてはならない」(法第3条第2項)と明記されています。 なお、技能実習生は労働者として、日本人労働者と同様に労働関係法令の適用を受け、保護されています。 |
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